BD−5j

中学生(^^;)の頃、コーラの景品でBD−5のUコン機がありました。 知ってる人は同年代?(^^;
あれが欲しくて、コーラの王冠を集めまくり何通も応募しましたが、とうとう当たることはありませんでした。(T-T)
その後、初めてBD−5jをテレビで見た時には、感動しましたね〜
あんな小さなジェット機で自由に飛び回れたら楽しいだろうな・・・と
月日は流れて、ん十年・・・ここ2〜3年で電動機が劇的な進化を遂げてきました。
小型ダクトファンもブラシレスとリポのおかげで強力な推力を得ることが出来るようになり、
これなら自分にも電動ジェット機が作れるかも!と思い立ち自作することにしました。
最初にダクトユニットを購入して、EPPで簡単なデルタ翼機を作って、データー取りを行い、
いよいよ目的のDB−5jの製作にかかります。スチレンペーパーでの製作はこれが初めてです。


■試作機 2005年3月27日

とりあえず、試作機を作ろうと思い、インターネットで実機のBD-5jの画像を集めました。
実機の図面もあったのでこれも参考にしました。
まず、機体の大きさを決めるにはダクトユニットの大きさに合わせる必要があります。
ダクトユニットはEDF-40なので、胴体幅は最低でも50mmは必要です。
それを基準に機体サイズを決めました。
困った事に、実機はジェットノズルが胴体上部に配置してあり、ここにダクトユニットを置くと重心が高くなりそうです。
更にジェットノズルは細く絞り込まれているので、ダクトユニットを納めるには無理があります。
なので、仕方なく胴体下部にダクトユニットを配置しました。
こちらの方が無理なく配置出来て、重心も低く抑えられるので良さそうです。
ちょっと実機とは形状が異なりますが、スケール機では無いので、まあいいかと・・・(^^;
胴体は正面から見るとタマゴ形なのですが、スチレンペーパーでこれを再現する腕はないので、
バルサキットを作る感じで簡単な板の組み合わせ方式にしました。

使用したスチレンペーパーはホームセンターで購入した5mm厚のものです。
スチレンペーパーはカッターでサクサク切れるので、良いですね。(^^)
バルサのように木目を気にする必要も無いので、紙工作のように作業が進みます。
でも油断すると、切り込み過ぎたりするのでご用心(^^;

主翼は5mmの1枚板にしました。抵抗が大きくなりそうですが、プロト機なのでとりあえず飛べれば良いです(^^;
スパーにはカーボンロッドを入れて、主翼両面に梱包用テープを貼り補強しました。

水平尾翼は、ピッチ方向を安定させるために大きめにしています。(お尻が大きいのを隠す効果もあり)



機首部分とエアインテーク部分。後で、サンドペーパーで整形します。






■メカ積み
エルロンを1サーボにしたので、リンケージに苦労しました。
倒立にして胴体側面からロッドを出しています。




DEF40のダクトユニットも取り付け完了!エアインテークは大きめに開けました。


後部から見た所です。四角なのでちょっと格好悪いですね〜 抵抗もありそう
ここを丸くして絞り込めば、もう少し抵抗が少なくなるはずです。今後の課題 ^-^;
ダクトユニットはペットボトルを切り出して機体最後部までの延長ダクトを付けました。



キャノピーを塗装。 とりあえず飛行可能?な状態にはなりました。





■テストフライト 2005年4月17日

全長:50cm
全幅:60cm
総重量:190g
パワーユニット:GWS EDF-40
モーター:Feigao1230 (5800kv)
バッテリー:ポリクエスト600mAh 3S 11.1V
アンプ:フェニックス10A

とりあえず、飛ぶかどうかもわからないので、生地完成の状態でテスト飛行を行いました。
友人に手投げを頼み、いよいよ発進です!
スロットルをフルにすると、ギュイーンっと、ジェットサウンドとは違う(^^;)音を立てながら離陸して行きました。
思ったより、あっけなく普通に飛びます。スパンが短いので少しコロコロした感じはしますが、そんなに
操縦しにくいこともありません。ただ、小さいので遠くに離れると姿勢が見にくいです。
ロールもやってみましたが、ロールレートは結構速いです。
ループはバラけるといけないので、今日はちょっと止めておこう・・・(^^;
5分くらい流したあと、着陸態勢に入れます。 重量も200g以下なので結構ゆっくりと進入できます。
草地にスーッと降りてくれました。
とりあえず、プロトタイプのテスト飛行は成功です。


  

  



テストフライトの模様(WMV形式 約7MB




■1号機 

  1号機は、空気抵抗を少なくするために、主翼を少し小さくして準対象翼にしました。
  スパンはプロト機より左右2cmずつ短くしています。
  主翼の構造はヒノキ材をスパーにして3mmのスチレンペーパーをサンドイッチにしています。
  胴体はそのままプロト機のを流用し、エアインテーク部分にカバーを付けました。
  エア流入量の増加で効率が良くなるか、ただの抵抗になるかは不明ですが・・・(^^;
  バッテリーもサンダーパワーの3S 730mAhに変更です。

  後は、プリンターでステッカーを作成し、簡単なお化粧をして完成です。
  なんか実機とは雰囲気が違うな・・・(^^;



           (右がプロト機の主翼)                   (側面から見たところ。ズングリした胴体です)



■テストフライト 2005年5月15日

全長:50cm
全幅:56cm
総重量:***g
パワーユニット:GWS EDF-40
モーター:Feigao1230 (5800kv)
バッテリー:サンダーパワーTP-730 3S 11.1V
アンプ:フェニックス10A








テスト飛行した感じは、プロト機よりもスピードが伸びるようになりました。
ループも、やっとこさですが、なんとか回ってくれます。
もう少し軽量化できれば、楽にループできそうです。


1号機フライトの模様(WMV形式 約8MB)


その後、毎週飛ばしていたのですが、ある日ノーコンで頭から地面に突っ込んでしましました。
ノーズ部分はひしゃげてしまいましたが、機体の軽さのせいかその他の部分は無事でした。
GWSの受信機を使用していたのですが、同じ空域でピクつくので、あやしいなと思っていました。
どーもその付近が電波のデッドポイントになっているようです。
受信機をBergに替えてからは、安定して飛ぶようになりました。
今のところ、現役で元気に飛んでます。




■2号機へ続く